NHK"その時歴史は動いた"で今晩放映された白洲次郎の話(第248回マッカーサーを叱った男~白洲次郎・戦後復興への挑戦~)はなかなか興味深かった。この白洲次郎という人は本屋で売られていた本の格好いいポートレートくらいでしか知らなかった(下に紹介する本)のですが、こんなにも戦争直後の日本を支えていたすごい人だと、知ることが出来ました。
GHQに押しつけられた憲法を飲まなければならなく、後の公式な手記で
今に見ていろという気持ち抑えきれず。ひそかに涙す
と書かれた逸話、講和条約で日本の言葉で話すように吉田茂に勧めた話、復興の力点を貿易と考え通産省設立した熱意、全てが日本という国を見据えた"principle"が存在していたようである。
"principle"は"筋"だと解説していたのだけれど、権力であるとかわがままの自己主張ではなく目的のある主張であって、今の時代多い自分のことのものみの主張とは全く異なったもの。そのような主張なので、正論であり、今でさえ納得のいく言葉が多い。
私は、「戦後」というものは一寸やそっとで消失するものだとは思わない。我々が現在声高らかに唱えている新憲法もデモクラシーも、我々のほんとの自分のものになっているとは思わない。それが本当に心の底から自分のものになった時において、はじめて「戦後」は終わったと自己満足してもよかろう
そのような話を最後に流した。この良く聞く話の源流がこの人だとは思わなかった。今の平和憲法を自分たちの手で書き上げられなかった、主導権がなかったということが悔やまれることなのであろう。
良い車のとしての価値を"No substitute"(かけがいのないもの)と考えたこの人の魅力は尽きないかもしれない。機会があればいろいろと見てみたい。
<参考>
・その時歴史が動いた - 番組紹介 : 最新紹介なのでアーカイブへ移動でアドレスが変わるかも
・白洲次郎 - Wikipedia
・旧白洲邸 武相荘 buaiso
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