2008年2月アーカイブ


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ちょっと機会があって野口健さんの講演会を聞きに行ってきました。野口健さんはたまにTVに出てくるアルピニストくらいしか知りませんでしたが、話の内容も大変おもしろく、垣間出る人間性にとても魅力を感じました。

エベレスト登頂の話、ゴミ問題の話、環境問題の話と今までの話から、現在の活動まで、いろいろと話があり、今回初めて話を聞いて全体から現在の活動がわかる良い講演でした。その中でも、幾つか心に残ったことを、記憶が新しいうちに書いておこう。

山での極限状態の話

登山がだいぶ一般化しているけれども、やはりエベレスト(ネパールでは、中国ではチョモランマ)登頂は一歩間違えると死んでしまう極限状態にあり、そんな仲間を見てきた話はとてもリアルだった。

低酸素でしかも重い荷物を背負う行程で、肉体的にも精神的にも限界状態での心の持ち方はとても大切で、この心が弱いとすぅっと死んでしまうことになり、みんなそれぞれ精一杯で自分で何とかしなければいけないという心の強さがとても大切だということが、心に残りました。

一歩間違えれば本当に死んでしまう、そんな世界はとても厳しい、その世界を知っていて確かに幾つか失敗も経験してきた野口さんの話からは、人生、仕事、責任、、そんな言葉の重みが感じられました。"そんなの関係ない"ものはないのですね。

ゴミ問題の話

野口さんが登山家としてだけでなく、さらに魅力を感じたのは、ゴミなどの環境問題に対することでした。なぜ、そのようなことに取り組み始めたのか、興味がありました。それは、山登りの実体験から感じた事を、実行していることで、とても感性強く人間的なことでした。

ここはおかしいと思ったことを、持続して続けていくことはとても難しいことだと思うのですが、その根底には、やっぱりしっかりしたものがありとても納得しました。そして、言葉だけではなくて実行していき、その過程での現地ネパールの人の死や本人の体調を交えた話は、並大抵のことではないものでした。自分の体を犠牲にしてまで、誰のためにそれをやっているのか、、そんなことが言葉だけではなく実体験から存在することが、本物で心に響き、魅力に感じたことでした。

環境問題の話

現状の温暖化などの環境問題が世界中で現れていて、それをとても敏感に感じるヒマラヤの山々で、現象としてでなく現地で暮らす人々の実生活に深刻に及んでいるという話も、生々しかった(ほとんどロスタイムで話をされていたのですが、おもしろかった)。ゴミの問題とは違い、一人だけでの活動はとても難しく、政治として取り組む必要があるという認識は正しいと思う。

こんなにも温暖化の破壊が進んでいるのか、、という現状を生々しく伝えるのはそのものを見ている人で、いかなる形ででも少しでも見て感じる事が大切なのだと思いました。

真面目な話になったけれど

至る所ユーモアたっぷりで全然飽きませんでした。ユーモアのセンスもよかった。2時間+ちょっと長めのロスタイムでしたが、もう少し話を聞きたかったと感じるほどでした。最後に本のサイン会+写真撮影もしていたのですが、一人一人に握手してその握手はしっかりしたものでした。

感性であったり、実行力であったり、そしてとても大切な目指している方向もまた、共感することが多かった。すっかり野口さんのファンになってしまいました。

今クールのドラマの中で観ている中で、"あしたの、喜多善男 ~世界一不幸な男の奇跡の11日間~"が気に入っています。友人の墓参りの後、自分が生きていてもしょうがなく、11日後に死のうと決意した、その後の11日間の出来事を一話につき一日づつ展開しています。

あまりぱっとしない、でも善人でありつつけたいと願う主人公の喜多善男は、世渡りは全く上手くない。でも、ひょんなことから知り合ったいかにも悪そうな矢代平太と、不思議な関係になっていく。そこに流れているテーマは、

"人生は素晴らしいコトで満ちている"
そう。僕たちが思っている以上に......。

例えば、高齢化社会。長生きは幸せなことだったはずなのに、
今、目につくのは年金、医療費、消費税...、頭を悩ますマイナスの現実ばかり。
そんな現代だからこそ改めて、
人生って捨てたモンじゃないなと思えるドラマをお届けしたい。

大切なのは、
"生きててよかった"と今、思えるかどうか。
あしたの、喜多善男~世界一不運な男の、奇跡の11日間~ - フジテレビ

ネガティブで死んだ方がましだと思われる世の中だけれど、生きるということもまんざらではない、ということがテーマなのであろうか。

原作は島田雅彦のようで、シリアスででもコミカルで、そしてサスペンスで、その中に生き方を探す、そんなドラマかもしれない。一人一人が暗い何かを抱えている雰囲気と、なんとも文学的なカットがどうもそそられます。

出演している小日向さんはものすごくイメージにあっているし、矢代役の松田龍平もいい感じを出していて、とてもいいキャスティングだと思う。

今井雅之演じる友人が生きているのかどうか、友人の本当の素顔が出てきそうな雰囲気で、どのように展開していくか注目です。あと、喜多善男は本当に死に場所を見つけられるかどうか、彼に関わる人がどうなっていくのか、観ていきたいと思います。


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先日NHKでやっていた"SONGS"を録画で観たのですが、ゲストは忌野清志郎でとてもよかった。"雨上がりの夜空に"、"スローバラード"、最近のもので"毎日がブランニューデイ"など5曲ほどでしたが、それでも音だけではなく映像で観る清志郎は活き活きしていました。

癌からの復帰戦ということにも焦点を置き、インタビューを受けていました。階段を上り下りするだけでも大変なところから、愛車による自転車でのトレーニングを経て、このステージに立つところは、とても大変だったと思うけれども、本人はとても淡々と"先のことを考えず、今日を精一杯い生きる"とほんと淡々と話していたのが印象的でした。

でも、ステージではとても躍動的で、あの独特の声も健在。衰えていないなぁ、どころか逆に元気をもらえるほどだった。観客とのやりとりにとても敏感で、きっと歌を歌うことも復帰の励みになっていたのだろうけれども、自分の歌を聞いて反応している人たちがの気持ちも、大きな支えになっていると感じているのかなとも感じました。

また清志郎の音楽を聴いてみたくなりました。


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