Book: 2009年3月アーカイブ


"チーム・バチスタの栄光"の小説を読んでみた "チーム・バチスタの栄光"の小説を読んでみた

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映画やテレビドラマでよくやっている"チーム・バチスタの栄光"の小説の方を読んでみました。ドラマが結構良かったので、小説もと思い読んでみましたが、多少仕立てが変わっていたけれど、おもしろく読むことができました。

ドラマでは最初から厚労省の白鳥が出て来ていますが、本の方では第一部で田口が調査し、第二部で白鳥が登場し、物語が急速に展開します。ここからどんどん惹き付けられ一気に終結に向かっていきます。

ドラマの方が登場人物一人一人にしっかりとしたエピソードを作っていたのに対し、こちらでは要点を捕らえていて、背景や概念的なところがしっかり描かれています。例えば、調査のやり方としてパッシヴ・フェーズ、アクティブ・フェーズのような理論的な枠組みの中で物語が展開していく点や、カウンセリングの捉え方、大学病院の実情と、この世界を感じる事が出来ますね。

巻末に"このミステリーがすごい!大賞"受賞の選評も載っていて、この作品は断トツのようです。また、映画はまだ観ていないのですが、田口が竹内結子と女性でまた違った感じのようで、映画・ドラマ・小説と脚本や役者などそれぞれ多少違いがあり、それぞれに存在する雰囲気を楽しむのも良いかもしれません。


<参考>
---チーム・バチスタの栄光 OFFICIAL WEB SITE---


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東野圭吾の"容疑者Xの献身"を読んでみた。福山雅治や柴崎コウで映画化されているものはまだ見ていないけれど、とても東野圭吾らしくキラキラしていて、とても良かったです。

主人公で教師の石神、物理学者で今回は石神の知人でもある湯川、警察の草薙、そして当事者の花岡親子、これらの人を中心に動いていきますが、謎を設定する側、その設定された謎を読み解く側、その二者のやりとりはとても論理的でまるで数学の問題のようであった。

しかし、その中にあるのは人間の愛という感情で、その純粋性をとてもキラキラさせるのは東野圭吾らしいところであると思う。

何度も直木賞にノミネートされながらもなかなか受賞できなく、やっとこの作品で受賞されたのですが、その選評の中で、

「トリックに終っていない部分を、私はさらに評価した。人間が心の底に持つ、純愛への願望、偏執的な愛を、トリックによって鮮烈に炙り出していた。」
(東野圭吾-直木賞受賞作家-134HK)

と北方謙三はしていますが、この小説の良さはこのようなところだと感じました。

最近では本屋大賞のノミネートを見かけたり、ちょっとミーハーなところで選んでいるのかと感じていましたが、実際にこの本を読んでみるとそんなところは全くなく、腕上げたなという感じでなかなかでした。


<参考>
東野圭吾-直木賞受賞作家-134HK
文藝春秋|本の話より|自著を語る


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starガリレオ湯川がクールな名探偵というより人間味があって良い。ただ、石神がここまですることにどうも納得がいかない
starとても読みやすかった。
star一気に読みました。

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