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ちょっと機会があって野口健さんの講演会を聞きに行ってきました。野口健さんはたまにTVに出てくるアルピニストくらいしか知りませんでしたが、話の内容も大変おもしろく、垣間出る人間性にとても魅力を感じました。

エベレスト登頂の話、ゴミ問題の話、環境問題の話と今までの話から、現在の活動まで、いろいろと話があり、今回初めて話を聞いて全体から現在の活動がわかる良い講演でした。その中でも、幾つか心に残ったことを、記憶が新しいうちに書いておこう。

山での極限状態の話

登山がだいぶ一般化しているけれども、やはりエベレスト(ネパールでは、中国ではチョモランマ)登頂は一歩間違えると死んでしまう極限状態にあり、そんな仲間を見てきた話はとてもリアルだった。

低酸素でしかも重い荷物を背負う行程で、肉体的にも精神的にも限界状態での心の持ち方はとても大切で、この心が弱いとすぅっと死んでしまうことになり、みんなそれぞれ精一杯で自分で何とかしなければいけないという心の強さがとても大切だということが、心に残りました。

一歩間違えれば本当に死んでしまう、そんな世界はとても厳しい、その世界を知っていて確かに幾つか失敗も経験してきた野口さんの話からは、人生、仕事、責任、、そんな言葉の重みが感じられました。"そんなの関係ない"ものはないのですね。

ゴミ問題の話

野口さんが登山家としてだけでなく、さらに魅力を感じたのは、ゴミなどの環境問題に対することでした。なぜ、そのようなことに取り組み始めたのか、興味がありました。それは、山登りの実体験から感じた事を、実行していることで、とても感性強く人間的なことでした。

ここはおかしいと思ったことを、持続して続けていくことはとても難しいことだと思うのですが、その根底には、やっぱりしっかりしたものがありとても納得しました。そして、言葉だけではなくて実行していき、その過程での現地ネパールの人の死や本人の体調を交えた話は、並大抵のことではないものでした。自分の体を犠牲にしてまで、誰のためにそれをやっているのか、、そんなことが言葉だけではなく実体験から存在することが、本物で心に響き、魅力に感じたことでした。

環境問題の話

現状の温暖化などの環境問題が世界中で現れていて、それをとても敏感に感じるヒマラヤの山々で、現象としてでなく現地で暮らす人々の実生活に深刻に及んでいるという話も、生々しかった(ほとんどロスタイムで話をされていたのですが、おもしろかった)。ゴミの問題とは違い、一人だけでの活動はとても難しく、政治として取り組む必要があるという認識は正しいと思う。

こんなにも温暖化の破壊が進んでいるのか、、という現状を生々しく伝えるのはそのものを見ている人で、いかなる形ででも少しでも見て感じる事が大切なのだと思いました。

真面目な話になったけれど

至る所ユーモアたっぷりで全然飽きませんでした。ユーモアのセンスもよかった。2時間+ちょっと長めのロスタイムでしたが、もう少し話を聞きたかったと感じるほどでした。最後に本のサイン会+写真撮影もしていたのですが、一人一人に握手してその握手はしっかりしたものでした。

感性であったり、実行力であったり、そしてとても大切な目指している方向もまた、共感することが多かった。すっかり野口さんのファンになってしまいました。

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