とても印象的な容姿をしているのは、ガステリア・春鶯囀(しゅんのうでん、Gasteria batesiana) *1 という多肉です。もともとの濃緑色の葉地に、黄色味がかった淡緑色の立体的なつぶつぶがとても印象に残ります。また、葉の太り具合や伸び方のフォルムもしっかりしていて、なかなか良いです。
春鶯囀という漢詩風の名前は、唐の高宗がウグイスの声を模して作らせたという雅楽が由来 *2 。また、山梨の日本酒にもこの名前が名づけられています *3 。葉の表面の明るい緑色が、ウグイスをイメージさせます。
きれいな錦模様の入った瑠璃殿錦(Haworthia limifolia f. variegata)(左)と白い斑の入ったアロエ錦(右)。
瑠璃殿錦は、錦の筋の入った葉が巻きながら重なって美しいですね。うちのは右巻きに回っていますが、こちらのblogの瑠璃殿錦は左巻きに巻いている様子 *4 。巻き方にも個性があるのだろうか。また、より斑の入り方の面積の大きいものや、色の具合も白っぽいものもあるようです *5 。もう少し太らせると格好いいかな。
アロエ錦のほうは、白い斑が入っている竜山錦と思われるもの *6 *7 。引用しているガマンマさんの記事にもありますが、黄色い斑の不夜城錦とは違い、青磁色に乳白色の色合いが趣深いです。
秋植えの小球根たちから葉がどんどんと出てきています。少し前のエントリーで小球根の植え付けを行なったものたちも *1 、昨年からずっと土に植えたまま球根を取り出さなかったものたちからも、発芽し葉が出てきています。生きていてよかった!です。
葉の先に何か付けていてかわいいのはフガシッシマ (Galaxia fugasissima, Moraea fugacissima)です。こちらは球根を取り出さずに夏の間、植えつけたままでいたので、しっかりと葉が出てきたときにはなかなかうれしかったものです。うちに来たときには葉を広げていましたが *2 、今の新芽はすーっと気持ちよく葉を上に伸ばしています。葉の平らな形、葉の集まり方、どこかで見たことがある、、と思っていたらアヤメやシャガによく似ていますね。そう、アヤメ科らしい、葉の形、伸び方です。
オキザリス二種
こちらは少し前のエントリーで紹介した、植え付けた球根たち *3 。どちらもオキザリスで、この良く芽が出ている二つの種類は、植えつける時から根を出し始めていたものたちで、よく成長しています。
左の写真はオキザリス・桃の輝き。球根自体は丸く小さく、それでもくるくるとらせん状の根を伸ばしていました。小さいので上下左右しっかりと方向を持って植えつけることが出来ず、転がして植えつけることになってしまいました。それでも良く小さい細長い葉を広げています。ぐんぐん伸びているのですが、ちょっと徒長気味。
右のオキザリス・プレプレア ケン アスレット (Oxalis purpurea 'Ken Aslet', Oxalis melanosticta)も植えつける時点でかなり根を生やしていました。鉢が浅く上手く立てて植えられず、横置きで並べてしまいましたが、こちらも良く葉を伸ばしてくれています。ケン アスレットの特徴はふわふわとした毛のある葉。確かに特徴が表れています。土に近い部分でいくつも茎が分岐して伸びているので、一つの球根からいくつもの葉出している様子。
どちらもオキザリス、茎の伸ばし方はそっくりです。
さらにオキザリスと実生球根たち
写真左はこちらもオキザリスのオキザリス・モノフィラ (Oxalis monophylla)です。うちに来て二回目の春にになります *4 が、昨年は大きな葉を一枚伸ばし、しばらくして二枚目も出てきて増えているのかなと嬉しくなっていましたが、今年は三つの葉を出してきていました。こちらも植えっぱなしで、なかなか出てこないときには掘り返してみようかなという衝動に駆られていましたが、ちゃんと出てきてくれました。
そして右にある写真は、今年蒔いた実生の小球根たち。主にラケナリア、マッソニアなどで、種類によって発芽のバラつきがあることはあるのですが、思ったよりも発芽してきているように感じます。どれも細長く伸びているのですが、一年目はこんな調子なのでしょうか。ここら辺は未知の領域です。どうなるかな。
反面、うまくいかなかったものたち
上手く生き残った球根ものを並べてみていますが、駄目になったものたちも幾つかありました。フガシッシマと一緒に手に入れたバビアナ・ナナ *5 やブルビネ・メセンブリアントイデス *6 など、だめになってしまったようです。。
メセンブリアントイデスは掘り出してみると結構大きな地下茎があり、中がスカスカになってしまっていました。夏の時期に水を被せてしまったり、暑いところに置いてしまった心当たりもあり、花も咲くくらい大きくなってくれていたのに残念なことをしてしまいました。
実生サボテンの綾波 (Homalocephala texensis)を種蒔きしてから四ヶ月経ちました。実生選手権 *1 のものです。
上の写真は綾波錦ですが、成長の早いものはでっぷりと貫禄が出つつあるものもあります。刺もしっかりと生やしていますね。前回のエントリー *2 では狂刺綾波の写真でしたが、今回の綾波錦のほうが成長が良いかもしれません。未だ錦らしいところは残念ながら見かけることは出来ていません。
二種類の綾波
二種類の綾波の全体像ですが、倒れてしまっているのもちらほら。。それに特に綾波錦ですが、発芽の遅かったものは成長が遅れてしまっていて、成長にバラつきがあるようです。
それぞれの親木は、狂刺綾波は両親共に狂い刺のもので、短刺割れ刺タイプ×やや長刺な普通タイプの狂い刺、綾波錦は両親共に黄色い斑の入っているおもしろいタイプのもの *3 ですが、まだ親たちの特徴は見られていません。どのくらいから特徴が出てくるようになるかな。
成長過程はこのような感じ。
- サボテン実生綾波の成長 (三ヶ月目)
- 徐々に発芽してきた実生綾波たち (一ヶ月目)
- サボテン・綾波たちの発芽 (二週間くらい)
- サボテンの種を蒔きました
結局植え替えをしないままこの秋の季節まで来てしまいました。成長の遅いものの根が弱そうでちょっと躊躇ってしまっていました。このまま春まで行ってもらうことにします。
秋になって夏越えしたペルシダム系のコノフィツムたちが幾つか伸びてきて、生存宣言をしています。上の写真は、コノフィツム・ペルシダム (Conophytum pellucidum, olive brown flattish)。二つとも分頭していました。明るい緑色が存在感ありますね。
その右隣に僅かに見えるのが、コノフィツム・リリアナム (Conophytum lilianum, SB1175 Garies, red-throated flowers)。また、Conophytum pellucidum ssp. pellucidum var. lilianum *1 でもあり、こちらもペルシダムのコノフィツム。まだ昨年の皮を被っている様子。
こちらはまた別ののコノフィツム・ペルシダム (Conophytum pellucidum, SB1059 e Soebatsfontein, dark hour-glass window)。模様の付き方がワイルドで、色も砂色・土色というべきか、地味だけれど気になる存在。
もう少し種類があったのですが、夏が過ぎたと思って水をあげてしまったら、暑さが長引いて溶けてしまったものがちらほら。。
どうも水遣りのタイミングを失敗してしまいます。気をつけなければ。
オキザリス・オータムクイーン (Oxalis 'AutumnQueen' ) *1 の球根から芽が出てきています。写真は今月の半ばのものですが、今年はこの頃からやっと芽が出始めてきました。
このオキザリスは一気に茎が伸びるのではなく、ある程度出たところで枝が分岐する点が出来(写真右下)、そこから伸びる茎の脇からも芽が出ています(写真上)。元は綺麗に折りたたまれていた、これから開こうとする葉が開く姿にも(写真左)、とても造形的なものを感じます。
オータムクイーンは開いた葉の形がおもしろく、他のオキザリスのようにクローバーのような葉型ではなく、切れ込みのある独特な葉の形をしています *2 。また、咲いた花は白色と桃色の混じった花弁が少し重なっている、シンプルだけれども印象的な花になります。
オキザリスにしてはうちのベランダはやや日光が多少足りない環境のようなのですが、上手く花を咲かせてくれたらうれしいですね。
トウガラシ・パープルフラッシュ (Capsicum annuum 'Purple Flash') の花が咲きました。葉の色と同じ淑やかな紫色の花は、当初葉の色と同じ色で目立たず気が付きませんでしたが、ナス科らしい花をひっそりと咲かせていました。通常のトウガラシの花は白色ですが *1 、この品種は葉と同じ色の色素を花びらにも含ませているようです。
紫色の花、白色の花
他にも紫色の花を付けるトウガラシとして、大きめのいろいろな色や形のの付いた実を付けるゴシキトウガラシがあります *2 。この品種は紫色の花を付けるだけではなくて、白花も付けるものもあるようです。おもしろい事に実の色は花の色によって異なった色の変化をするそうで、白い花の方は、白い実がなり、黄、紫、オレンジ、赤と変色し、紫の花のほうは紫の実から、白、黄、オレンジ、赤と、名前の通り実の色が五色に変わり不思議なんです *3 。白花の系統と紫花の系統が存在するということなのでしょうか。
では何故このような色の違いが見えてくるのかということを見てみると、紫色はアントシアニンのような類の色素が花弁の表面にある細胞に含まれることで色付くのですが、白色の花は白い色素というものではなく、細胞内の気泡が花びらを白く見えさせているということのようです *4 。
とても地味な花ですが隠れていたものを見つけた感がなかなかおもしろいですね。でも、まぁ花は咲いたといっても、さすがもう今の時期から実を付けることはないかな。
今月の初めころから秋植えの球根を植え始めました。今回植えているのはどちらかというと小さな球根たち
*1
。保存していた球根から結構根が出始めていて、急いで土に植えてあげました。今年の9月は暑く、統計的にも東日本では平年よりも3.1℃も高かった様で
*2
、植え付けは結局やっと10月に入ってからやってあげることとなりました。
夏前、葉がすっかり枯れてしまった球根植物たちを堀り上げ、いくつも出てきた球根たちを、乾燥させてからちり紙で包み、暗い箱の中に入れて保管しておいていました。
この細長いさつま芋型の球根はオキザリス・プレプレア ケン アスレット (Oxalis purpurea 'Ken Aslet', Oxalis melanosticta) *3 。大きいものでも長い方の長さは3cmほどの球根で、既に根が出ているものも多く芽まで出ているものもありました。
根はちり紙を貫通してしまっているものもあり、根を痛めないようにそっとちり紙を除いてあげるのが大変で、次からはもう少し早い時期に見てあげたり、保存するときの包むものも工夫したほうがいいねという教訓でした。
球根いろいろ
そのほかにも堀り上げた球根植物は幾つかあって、左はオーニソガラムと、右はオキザリス・桃の輝き。同じように保管していました。オキザリスは品種が違うだけで随分と球根の形が違いますね。こちらのオキザリスも根が出来始めていて、真ん丸い小さな球根から出てきている縮れた根がかわいい。
植え付けは多肉植物とほぼ同じ用土に球根を並べて置き、その上に土を盛りました。植えたのはそんなに大きな鉢ではなく、球根を置く際の根の位置の方向性はランダムになってしまいました。今現在、植えつけてから二十日弱経っていますが、もともと根が出ていたオキザリスたちはぐんぐんと芽を伸ばしてきていますね。今年は球根植物の種蒔きもやっているので、これらと合わせてどんな風に育つのか楽しみなところです。
- *1 : チューリップなどと比べると、小さな球根たちなのです。
- *2 : http://weather.yahoo.co.jp/weather/jp/past/13/4410.html
- *3 : http://www.pacificbulbsociety.org/pbswiki/index.php/SouthAfricanOxalisSix#melanosticta



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