Press Release - Nobel Peace Prize 2006The Norwegian Nobel Committee has decided to award the Nobel Peace Prize for 2006, divided into two equal parts, to Muhammad Yunus and Grameen Bank for their efforts to create economic and social development from below. Lasting peace can not be achieved unless large population groups find ways in which to break out of poverty. Micro-credit is one such means. Development from below also serves to advance democracy and human rights.
asahi.com:ノーベル平和賞、ムハマド・ユヌス氏に 貧困解消に尽力 - 国際ノルウェーのノーベル賞委員会は13日、06年のノーベル平和賞を、バングラデシュの金融機関「グラミン(農村)銀行」とその創設者のムハマド・ユヌス氏(66)に授与する、と発表した。農村の貧しい人々の自立を促そうと、「マイクロクレジット」と呼ばれる無担保少額融資の仕組みを考案し、貧困の脱却に貢献した功績が評価された。
今年のノーベル平和賞はバングラディシュのムハマド・ユヌスさんとグラミン銀行に贈られました。バングラディシュの社会構造も関与する貧困に立ち向かっている功績によるものです。
もともとバングラディシュは人口一人あたりの国内総生産が非常に低く、またガンジス川の大洪水など河口デルタ地帯に特有の不安定な生産基盤のもとにあり、また現在の資本主義経済の理論では貧困から脱却できない社会構造でありました。
貧困層の人々は貧困ゆえに銀行などより将来的な融資は全く受けられず、いくら働いても貧困から脱却できなかったところへ、その取っ掛かりとなる資金を無担保で、ただし村全体の連帯責任を負うことで貸し与えるシステムを持つ銀行"グラミン銀行"を創設した。分け与えられ融資されたお金は、生計の安定化に伴い90%近い割合で銀行に回収された。これは、経済システム"マイクロクレジット制度"として成り立ち、さらに貧困から立ち直らせるシステムとして成り立つことを意味し、その点が注目されたようです。
"返済が伴わない援助は人間の尊厳を傷つけ、人々は自助努力や自己責任を忘れがちになる"というユヌスさんの言葉と貧困から逃れたいという意思が、このシステムの根本にあるように思います。



