ノーベル医学生理学賞2006

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Press Release: The 2006 Nobel Prize in Physiology or Medicine

The Nobel Assembly at Karolinska Institutet has today decided to award

The Nobel Prize in Physiology or Medicine for 2006

jointly to

Andrew Z. Fire and Craig C. Mello

for their discovery of

"RNA interference - gene silencing by double-stranded RNA"

asahi.com: ノーベル医学生理学賞、「RNA干渉」発見の米2氏に - サイエンス

スウェーデンのカロリンスカ医科大学は2日、今年のノーベル医学生理学賞を、米スタンフォード大学のアンドルー・ファイアー教授(47)と、米マサチューセッツ大学医学部のクレイグ・メロー教授(45)に贈ると発表した。生体内でDNAとともに遺伝情報を担うリボ核酸(RNA)が遺伝子の働きを抑える「RNA干渉」という現象を見つけたことが評価された。賞金は1000万クローナ(約1億6000万円)で、両氏で折半する。授賞式は12月10日、ストックホルムである。

今年のノーベル医学生理学賞は、"RNA干渉"というたんぱく質など実効的機能分子の生成を不活化させる現象を発見した、スタンフォード大学のアンドルー・ファイアー教授、マサチューセッツ大学医学部のクレイグ・メロー教授が受賞されました。この技術は比較的新しく、その効用が短期間で実用レベルまで達していることを示しています。

設計図である"DNA"から、その写しである"m(メッセンジャー)RNA"を介して、"たんぱく質"が生成され、多種多様な"生命機能"がもたらされるいう、分子生物学の中央命題(セントラルドグマ)と位置付けらている、ほとんどの生物の生命現象に普遍的で最も基本的な役割を果たす仕組みの中で、特定の"mRNA"を不活化させることにより、異常または過剰に働く"たんぱく質"の働きを抑え、それによって悪く働いていた"生命機能"を回復させようという、応用範囲の広い背景となっています。

具体的には、"mRNA"は二本のらせん構造からなっている"DNA"と比べ一本の構造であるのですが、"mRNA"は"DNA"の鋳型であるため、"mRNA"にあわせた鋳型のもとを作成・結合させ二本鎖にすることにより、"mRNA"として機能させなくするというのが"RNA干渉"の実効的な作用となります。

特定のものを状況によって不活化させるという様々な病気に適用できそうな、将来的にも有用な原理を今年のノーベル医学生理学賞は選びました。

<参考>
Medicine 2006 : Nobelprize.org
  アンドルー・ファイアー教授、クレイグ・メロー教授の写真。カラー写真なのが若い世代を感じます。





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このページは、tetblueが2006年10月 6日 12:03に書いたブログ記事です。

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